烏合一孤ノ鼓動
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どこまでも深い闇
サイレンが鳴り響く
招集の合図だ
行かねばならない
此処に寄り集まった連中が一体何者なのか、俺には分からない
それでも、今はコイツらと共にせねばならないことだけ分かった
静かに始まる行軍
この闇はどこに続くのか
俺たちはどこに向かっているのか
誰も疑問に思いやしない
それでも、進まねばならない
誰かが他愛もない冗談を言った
重く淀んでいた空気が軽くなった気がした
俺も思わず笑った
にっこり
他の全員が俺を見た
落書きのような笑顔
描画間隔の落ちた顔の動き
ヒトではない何かが、俺を囲んで見つめているかのようで
そうだった
俺は取り囲む輩を払いのけ、一目散に走りだした
俺だけだった
地中に敷かれた鉄道への入口へ駆け込んだ
転がり落ちるように階段を下っていく
連中も奇怪なるバグった動きで俺を追ってくる
コイツらは、アイツらにやられたんだ
追いつかれる、追いつかれてしまう
ヤバい、これ以上は
飛び出た先で、顔が照らされた
あぁ、ヨカッタ